プレスリリース
平成30年3月22日 北國新聞朝刊
白山水系の固有種 白峰漁協、来月公開
白峰漁業協同組合(白山市)は、白山水系の最上流部にのみ生息する固有種で、市天然記念物に指定される無斑イワナの剥製を初めて作った。子どもたちの放流体験会などに活用し、霊峰で生まれた「幻の魚」に親しんでもらう。
剥製は昨年9月まで白峰で飼育されていた体長37センチの個体を使用した。漁協によると、白山在来型の無斑イワナは体が銀白色で、通常のイワナが持つ斑模様がない。標高1100メートル付近の牛首川の源流域に生息し、地元住民でもほとんど見たことがないという。
剥製は4月29日から、白峰の飲食店「お食事処 小右衛門」内のギャラリーで、漁協の鶴野俊哉理事が自作した紹介パネルとともに公開される。加藤唯央理事は「このイワナは顔つきが上品で、体の白さも美しい。白山手取川ジオパークの魅力を高める材料にもなるはずだ」と話した。
写真キャプション
完成した無斑イワナの剥製を手にする加藤理事 =白山市白峰
(以上原文引用)
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