しょうきんせん

昭和30年11月15日廃止

 戦時統合した北陸鉄道各線の中では一番早く廃線になりました。
戦前は野々市ー野町間の路線もあり野町で金沢市内線に乗り入れ松任ー県庁前という電車もあったそうです。
今もあれば渋滞を気にせず松任から金沢市の中心部まで通勤できるのに。
 駅間距離も200〜300メートル長くても700メートルという市内電車並みで、道路の整備とともに早々と消え去ってしまいました。


 地元小学生の歴史副読本にも載っている松金線の定番写真です。いろんな書物にも登載されています。
 三日市付近を走るモハ1000です。上り列車か下りかよくわかりませんが、バックに山が写っていないところを見ると野々市行きだと思います。
それにしても長閑ですねえ。道路は国道8号線でしょうか。昭和20年代後半でしょう多分。



金沢電気軌道時代の松金線切符です




 大正時代の松任町地図です。神社仏閣や駅、学校は現在とあまり変わりませんね。
国鉄松任工機部はまだありません。松金線は金沢電車となっています。



金沢市街から北陸本線に乗るにはこの松金電車が便利ですよとPRしています。


開業時の記念撮影でしょうか。博物館から事情を話しもらってきました。


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