国鉄北陸本線が寺井町住民の反対で寺井町を大きくそれた根上町に敷設された。
後年、鉄道の重要性を認識した寺井町民は根上町にある寺井駅(ちょっとややこしい)から本当の寺井町までの鉄道を計画して出来たのがこの本寺井駅です。
能美線沿線では一番大きな町で寺井町の中心部にあり毎年5月初めに開催される九谷茶碗祭りも以前はこちらが会場でした。
この当時はまだ乗り降りする人も結構います
線路が1本だけの駅になってしまいました
駅舎と言うのか掘っ立て小屋というのかよく分かりませんが待合室内まで雑草が生えています。
線路がグニャグニャですね。
駅はホーム1面1線ですが町としては沿線でも有数の乗降客がありました。
駅舎も立派なもので正面には車寄せもあります。
九谷焼の産地として賑わった頃の名残でしょうか。 写真は荒れ果てていますがまだ現役の時代です。
保線区もあったのですね
鉄道電話もあります。
ロボットの顔のような手回し電話です。
昔、国鉄の駅でもこのような電話を駅員さんがせわしなく
レバーをジリジリっと回して電話をしているのをよく見かけました。
湯谷石子駅
晩年は単線になっていましたが、以前は列車交換も出来ました。当然駅員もいました。
右のホームは貨物ホーム跡です。近くの陶器工場からトロッコで運ばれてきた製品がここから積み出されました。
ホームは島式で往時はここでも交換していたのでしょう。
ホーム上の待合室がなぜか左に寄っていますね。
湯谷石子出身のイズラーさんの記憶を基に作成しました。
踏切が警報機ではなくて、電車が来るたびに駅長さんがベルを鳴らしていたそうです。
のどかですねえ。車も少なかったからできる技ですねえ。
イズラーさんありがとうございました、これからも情報お待ちしています。