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さようなら

のと鉄道七尾線の終着駅「輪島」です。
昭和10年国鉄七尾線の終着駅として誕生しました。それから65年間奥能登の交通の要として地元民や観光客に愛されてきましたが、間もなくその姿を消そうとしています。(平成13年1月31日撮影)


軒下の歓迎提灯も何かしら空しく人影もありません。使われなくなって久しい対抗ホームの駅名標には誰が書いたか次はシベリヤとなっています。
このシベリヤ落書きは昭和30年代後半からの奥能登観光ブームのときに、観光客が書いたと聞いています。最初の内は駅員がその都度消していたそうですが、有名になってからは消えかかると書いていたそうです。字体もだんだんと大きくなっていったような気がします。



 国鉄時代を偲ぶ金沢直通の唯一の列車急行「能登路4号」です。奥能登観光ブームの頃は10往復もありましたが今はこの1本だけです。
 北陸鉄道の奥能登特急バスに完敗です。この日も数人のお客さんでした。今日はキハ58262+キハ282014の編成です。(平成12年11月16日撮影)


始発列車


発車時間までのひと時。













輪島発6時18分の始発列車七尾行が、夏草の生い茂る線路をエンジンを吹かし発車していきます。
お客さんは3人(平成12年8月撮影)




廃線前日、あと一日です。

どの列車も満員です。

今頃はこの車両も異国ビルマの地で活躍しているのでしょうか。


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