能美線の中間駅の辰口温泉駅です。
昭和45年4月からは朝晩のみの運転となっていましたが駅員は配置されておりここで列車を交換していました。
ホームも晩年は新寺井側半分が崩れかけて使用不能になっており1両分の長さしかありませんでしたが単行運転でしたので影響はなかったのかも知れません。
昭和53年9月
列車を待ち受ける駅長さんの姿勢いいですね、
昔はこのようないかにも真面目で実直そうな駅長さんをローカル線の小さな駅でよく見かけたものです。
やって来たのは新寺井行きのモハ3773と鶴来行きのモハ3703です。タブレット交換をします
どちらも元名古屋鉄道の車両です。
昭和53年10月6日
新寺井行きが2両編成で入ってきましたモハ3772+モハ3761です、2両編成とは珍しいです。
ホームの寺井寄り半分が使用不能のためこのように2両編成には対応できず停車位置がホームからはみ出ています。
今日は地元の小学校の遠足でしょうか。
滅多に見ることの出来ない能美線の2両編成の走行写真を撮影する千載一遇のチャンスです。
と思い寺井方向へ車を飛ばし待ち伏せしていました。
待つことしばし、やってきましたモハ3772が・・・あれれーっ やって来たのは1両ではないですか。
どうしたの小学生の乗ったモハ3761は・・・・・。
多分鶴来方面への遠足だったんでしょうね、そして3761が1両で鶴来に戻って行ったのでしょう、きっと。
もう少し駅にいれば切り離し作業なんかが見られたのでしょう、ひじょーに残念至極。
まあ通勤途中なのでそう長居もできなかったんですけど。
昭和54年9月
どちらも往年の名鉄特急車両ですが、この頃になるともうすっかり北陸鉄道電車の顔になっていました。
この車両が導入された時、車内はクロスシートで地元の人たちは新幹線よりも立派ではなかろうかと思ったくらいだとか。
ホント。