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石川県白山白峰漁業協同組合

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プレスリリース

平成30年5月5日 北國新聞朝刊

白山のイワナ守る


新聞記事

白山市白峰で、全国を探してもほかにはいない貴重な種類のイワナが養殖されていると耳にした。調べてみると、呼び名は「白山在来の無斑イワナ」。市天然記念物に指定されていた。霊峰白山の麓の手取川水系に古くからすむらしいイワナに興味が湧き、現地へ向かった。

(森康平)

きょう釣り解禁
白峰漁協 設備自作、養殖に試行錯誤

 在来型のイワナの養殖を手掛けていたのは白峰漁業協同組合。まだ周辺に雪が残る「稚魚育成場」を訪ねると、鶴野俊一郎組合長(88)=同市白峰=が笑顔で出迎えてくれた。

独自の遺伝子

 鶴野さんに聞くと、在来型イワナは体長約20~30センチで、見た目は斑点が無くて白っぽく、手取川水系独自の遺伝子を持ち、とりわけ神経質らしい。「人慣れせずちょっとのストレスで死ぬから養殖には本当に苦労したんや」。そう話した鶴野さんは元気に泳ぐイワナをいとおしそうに見詰めた。
 在来型イワナの養殖を意識し始めたのは、1979(昭和54)年の手取川ダムの完成後。川の環境が変化し、手取川以外から持ち込んだイワナとの交配で純粋な在来型イワナがいなくなる心配が生まれたことも種の保存を考えた理由だった。
 現在の組合が発足したのは83年で、組合員は稚魚育成場のいけすを木で手作りし、配管など設備も組み立てた。
 「誰もやったことのなかったイワナの養殖」に挑んだ鶴野さんや組合長代理の加藤隆夫さん(70)らは長年試行錯誤し、一定の時間になると自動的に餌が出る「自動餌やり機」も独自に開発したというから大変な情熱だ。

「寝ずの番で」

 「豪雨の日には組合員が寝ずの番をして水の見張りをしてきたもんや」そう振り返った鶴野さんは組合員が心を一つに努力したからこそ養殖が成功したと加えた。
 現在の養殖法が固まったのは10年前。渓流釣りが得意な組合員が手取川で在来型のイワナを釣り上げ、いけすで産卵させることで増殖し、手取川に放流している。
 県水産総合センター内水面センター(加賀市)によると、国内にイワナが何種類いるかは研究者によって見解が違うが、漁協が育てる在来型イワナは「国内無二」で貴重とか。
 遅い白峰の春を告げる白峰漁協のイワナ釣りは31日解禁される。固有のイワナを、地域の人が守り抜こうと努力を重ねる組合員の姿は地域文化を守ろうとする心にも似ていた。

(以上原文引用)



記事一覧

◆平成30年5月5日 北國新聞朝刊
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◆平成30年3月25日 北國新聞朝刊
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◆平成29年3月13日 北陸中日新聞朝刊
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◆平成27年9月7日 北國新聞朝刊
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◆平成27年5月26日 北國新聞朝刊
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白山のイワナ守る

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